当院の耳鳴り治療
| 原因はどこに？ |
といわれ、途方に暮れる方々を多く見てきました。
耳鳴りのストレスも相当なものですが、「治らない」 「治し方がわからない」といった
絶望感も重なると精神的なダメージは想像を絶します。
しかし、そのような状態であっても鍼灸治療によって症状が軽減することを
経験してきました。
「原因がわからない」とはいっても必ず原因はあります。 見落とされがちな小さな問題
であっても、複合的に絡み合えば症状としてあらわれても不思議ではありません。
当院では耳自体の問題改善とともに、耳に影響をあたえる可能性のある「小さな問題」
を一つずつ、根気よく改善していくことが治療の近道と考えています。
| どこかに問題が |
| 外耳→鼓膜→中耳（耳小骨）→内耳（蝸牛）→内耳神経→脳幹→大脳（聴覚野） |
しまいます。 この状態が耳鳴りです。
特に内耳の蝸牛は、リンパ液で満たされており、その中にある有毛細胞が刺激を受け、
電気信号を内耳神経に送るという非常に精密な仕組みになっています。
そのためリンパ液に不純物が混ざる、圧力の変化などの問題があれば正常に
音を伝えられなくなります。
| ノドや鼻のお手入れを忘れずに |
ノドや鼻などの問題が考えられます。
ノドと中耳は耳管というトンネルでつながっているため、ノドや鼻の炎症が中耳や内耳にも入ってきます。 内耳の粘膜に炎症があれば、当然リンパ液にも不純物が混ざったり、
濃度が変わったりといった問題が出てきます。 また耳管や中耳の炎症はリンパ液の
圧力にも影響すると考えられます。
ノドや鼻に自覚症状がなくても、ノドや鼻の粘膜は細菌やウイルスから体を守る防衛の最前線です。 炎症の危険性は常にあります。
だからこそしっかりとしたお手入れが必要となります。
| 治療ポイント |
・ 中耳、内耳の反応点（ツボ）を刺激して状態を改善する。
・ 中耳、内耳の状態に関係の深いノドや鼻の状態を改善する。
・ 肝臓、小腸といった内臓機能を調節し、免疫力をあげる。
・ 首や肩、顔まわりの筋肉の緊張を緩める。
これらのポイントを中心に治療をおこないます。
めまい同様、ご自宅で簡単におこなえる、ローラー鍼によるセルフケアを
指導させていただいています。 大切なことは刺激の積み重ねです。
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