当院のめまい治療
問題は内耳にあります |
めまい・ふらつきの原因の多くは耳の問題です。
耳には音を聞くための聴覚と、体のバランスをとる平衡感覚という重要な
機能があります。
人の体は、内耳にある半規管や前庭という部分でキャッチした情報(平衡感覚)や
目で見た情報(視覚)、関節などで感知した情報(深部感覚)、この3つを脳で統合、
調節してバランスをとります。
しかし、なんらかの原因で内耳に炎症などの障害がおきると半規管や前庭は平衡感覚をうまく認識できなくなります。
すると3つの調節がうまくできなくなり脳は混乱をおこします。
この混乱がめまいであると考えています。
ノドや鼻の調子も関係します |
しかし内耳の環境に影響をあたえる要素は様々あります。その一つにノドや鼻の
問題が考えられます。
ノドは「耳管」というトンネルで内耳の手前にある中耳という部分につながっています。
ノドや鼻の細菌感染、ウイルス感染、炎症などが中耳に及び、さらに隣の内耳に影響を
及ぼすことが考えられます。 風邪をひくとめまいが悪化するのもそのためでしょう。
また、めまいの方のノドを触診するとほとんどの方に問題(反応点)がみられます。
関連性を考えることは必然といえます。
当院の治療のポイント |
・ 内耳の循環改善、炎症をおさえる
・ 炎症の原因部分であるノドや鼻の状態を改善する
・ ふらつく頭を支える首まわりの筋肉の緊張をとる
・ 肝臓、小腸といった内臓機能の調節し、免疫力をあげることにより
めまいの起きにくい環境をつくる
これらのポイントを中心に治療をおこないます。
セルフケアも大切です |
大切なのは適切な刺激を積み重ねることです。
当院ではご自宅で簡単におこなえる、ローラー鍼による
セルフケアを指導させていただいています。
当院の治療と平行しておこなうと治療効果があがることは
もちろんですが、患者さん自身の安心感にもつながるようです。